パドリング

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友達のボードで毎日パドリング。小学生のある日、海まで馬で外乗をしに行った。その日は天気が悪くて嵐になった。その海に入りたくなって入ってしまった。自然をまだ甘く見ていた時。体があっという間き流された。向こうへ向こうへ。気付いたら水の中に引き込まれて水面に顔を出せなくなった。水を沢山飲んで息が出来なくて苦しい。その内洗濯機の中みたいにぐるぐる周り始めた。パニックを通り越してもう意識がなくなる寸前。段々苦しみから解放されて気持ちが良くなって来る。もう死を受け入れた。心の中で、お父さんお母さん今までありがとうって…

そこでハッとする。一筋の光が見えた。何で私死ぬの?まだやりたい事沢山あるし、こんなの嫌だ。そう思った瞬間力が出てきた。必死に光に向かって泳いで行く。がむしゃらに手足を使って。そしたら水面に顔が出た。そうして私は助かった。同じ日に2人の方が亡くなったと新聞で読んだ。同じ海で。それから沖に行くのが、海が怖くなった。だけど海がやっぱり好き。私の名前にもある言葉だし、あの大きい海が好き。沖に行くのはまだ怖い。だけど少しずつ少しずつ仲間の力を借りて、またあの向こうへ行ってみたい。グアムで5人の仲間と沖の方へパドリングして行って、夕日を見た。凄く綺麗だった。何だかその瞬間にその仲間といれた事が特別な時間だった。
ありがとう。

コメント(1)

かなり驚いてます。
あなたがいなかったら
今の私なんていなかったでしょう。
退屈な毎日を送っていると
思います。

大変なことがあったのですね。
そんな事件があると命の大切さを改めて
考えちゃいますよね。
トラウマになってるようですが
あなたなら切り抜けると信じています。
本当に良かったです。
あなたとの出会いと命に感謝。

小さい頃っておてんばだったんですね。

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このページは、Nami Miyaharaが2009年10月 6日 16:43に書いたブログ記事です。

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